台湾で最も有名な高山茶産地:阿里山高山茶

台湾で最も有名な高山茶産地:阿里山高山茶

お茶を淹れていない人でも、フランスといえばボルドーを思い浮かべるように、「台湾阿里山茶」という名前はほとんど聞いたことがあると思っています。今回は、台湾の阿里山産地について、子産地と主な品種まで、ご紹介いたします。次に阿里山高山茶を飲むと、より繊細な味わいに気づくことができますよ。

阿里山茶区の産地紹介

阿里山は台湾の南部に位置し、ほぼ全部が嘉義県内にあり、最高海抜は 2,663m の塔山です。台湾では、海抜 1,000m 以上の高地で栽培され、茶葉を球状にしたお茶は高山茶と定義されている。阿里山は主に海抜 1,000〜1,800m の山腹に茶畑があり、総面積は約 2,000 ヘクタールで、いずれも高山茶の定義を満たしているんです。

阿里山高山茶ーー軽発酵の烏龍茶が中心

少数の緑茶と紅茶以外に、阿里山の烏龍茶は軽発酵が主流です。これにはいくつの理由があります:

● 高山地帯は平均気温が低く、寒暖の差が大きく、霧が多く、日照時間が短い。 ここで育った生葉は厚く、甘味物質(主にアミノ酸)や糖分の割合が多く、渋みとなるポリフェノールの割合は少ない。
この比率は、軽発酵のウーロン茶には適しており。逆にポリフェノールの比率が高い平地茶が重発酵烏龍茶に適している。 当然、発酵を左右するのは標高ではなく、茶葉に含まれる物質の割合です。

● 環境要因:茶葉を摘んだ後(阿里山茶は全て手摘み)、茶工場に届いてから、毛茶(荒茶)まで作り上げるには一定の時間内が必要です。その上、山の上に限られたスペースと気候の不安定のため、茶葉を長時間発酵させることが難しいので、軽発酵烏龍茶にしなければならない部分もあります。

● 発酵しすぎると山頭気が消えてしまう:「山頭気」というものを伝えるのは非常に難しいことです。台湾の高山茶は、山によってそれぞれ特別な味を持っています。長年お茶を飲んでいる方々にとっては、梨山、阿里山、玉山など、それぞれの山の特徴を見分けるのは難しいことではありません。ただし、その風味の違いは非常に微妙で、茶葉の発酵が進むと、フルーティーな味が山頭気を覆う可能性が高まるので、発酵はあまり進まないようにしています。

● 市場ニーズ:一昔前、台湾の高山茶は実は今より少し発酵が進んでいましたが、凍頂烏龍茶の軽・中発酵の程度までではありません。 かつては高山烏龍茶の花の香りがやや強かったが、その後、お客さんの好みが変化して、新鮮で野菜みたいな味が出てくる軽発酵烏龍茶が流行り、現代の高山烏龍茶の風味の主流を定めた。でも新世代茶農家さん、生産者(台湾で製茶師と呼ばれる)は、より複雑、立体的な風味を生み出すために、もう少し発酵を進めることを試み始めた。

阿里山茶のメインな品種

高級な阿里山高山茶は主に青心烏龍という品種で作られます。独特の花のような風味を持ちますので、軽発酵烏龍茶に作るとぴったりです。しかし、気候変動に弱い青心烏龍は、よく育てるため、様々な対策をしないとはいけません。多くの茶農家さんは大変だと思いながら頑張っていらっしゃる。ここまで聴いたら、フランスの高級ワイン産地ーーブルゴーニュで、ワイン用ブドウ「ピノ・ノワール」とよく似ているような気がしませんか?

青心烏龍の他に、2番目に多く栽培され、見逃せないのが金萱(きんせん)という品種です。金萱は、台湾の茶葉改良場で長い年月をかけて開発された品種で、ミルクみたいな風味に溢れ、独特の甘みを持つ品種です。台湾を代表するユニークな品種のひとつです。ぜひ飲んでみてください!非常に美味しいですよ。

阿里山高山茶の産区

阿里山高山茶の多くは産区の詳細には表示されていませんが、もし高山茶の素晴らしさを知りたいなら、産区の詳細を知らなければなりません!阿里山高山茶の産地を知ることで、高山茶をより深く知ることができます。

阿里山茶 地圖

標高で分けると、1,500m以上のものは阿里山、頂湖、石棹、里佳、奮起湖、達邦、樟樹湖、この7つがあります。あまりに高くて寒いので、お茶の収穫量も少なく、品質も良いものが多く、ほとんど青心烏龍が栽培されている。茶葉には、伝わりにくい「山頭気」が流れていると言う人も多い。ただ、収穫量が少なく、収穫と生産のコストがかかるため、価格が手ごろでないことが多いのです。

標高 1,000〜1,500m の間には太和、龍頭、隙頂、瑞里、太平、梅山、来吉、太興などがあります。お財布に優しいお値段で、美味しい阿里山高山茶を楽しめます。こちらでは金萱を栽培してる農家さんも多いです。

阿里山茶

阿里山茶の産地、農家さん、茶工場は多岐に渡り、品質の違いもあり、茶学家のチームメンバーが茶葉を選ぶたびに、何十種のサンプルをテストしないとならない。毎回何週間もかかってしまうんです。茶学家はサンプルの選択方法が豊かです。時々農家さんからもらい、たまに匿名で購入、時には他のお茶専門家に勧められたものです。頂いたあと、審査専用のカップで、ブラインドテストをします。そして、チームが今シーズンのベストのお茶を選んで、お茶好きの皆さんに最高のお茶をお届けします。